ケノンのやけどは治ります。
ケノン脱毛器は人気の高出力タイプなので、使い方を間違えると、やけどを起こす可能性もあります。
このようなトラブルは、正しい知識と対処法があれば、予防することも早く治すこともできます。
この記事では、ケノンを使用した際のやけどの原因と治し方(対処法)、さらには予防法までを詳しく解説します。
ケノンを安全に長期間使用するためのノウハウを身につければ、不必要なトラブルを未然に防ぐだけでなく、脱毛の効果も最大限に引き出すことができます。
どうぞ、安全と効果を両立させた脱毛ライフを送るために、この記事を最後までお読みください。
ケノン やけど治る|原因
ケノンが家庭用脱毛器として大人気なのは知っている人も多いでしょう。
でも、
「使い方を間違えるとやけどしちゃうかも?」
と心配な方もいるはず。
まずは、ケノンでやけどしてしまう原因を知っておきましょう。
ケノンでやけどする主な原因として、
- 照射前にムダ毛を処理していない
- 照射前後にアインシング(冷却)をしなかった
- いきなり高レベルで照射した
- 照射後の保湿が不十分だった
- 乾燥と日焼け
特にアイシングと照射レベルが非常に重要です。
アイシングをしっかり行い、適切なレベルで照射することが肝心。
アイシングや照射レベルをしっかりやれば、やけどは防ぐことはできます。
やけどの原因1. 照射前にムダ毛を処理してない
ケノンを使用する際、最も基本的なステップのひとつが照射前にムダ毛を剃ることです。
このステップを怠ると、やけどのリスクが高まる可能性があります。
なぜムダ毛を剃るのか
ムダ毛が残っている状態で照射すると、その毛が照射エネルギーを吸収します。
結果として、皮膚まで適切にエネルギーが届かず、また毛自体が過度に熱を持ってしまう可能性があります。
これが皮膚にやけどを引き起こす主な原因となります。
ムダ毛の剃り方にもコツがある
シェーバーを使用する場合、なるべく新しくて清潔な刃を使用するのがおすすめ。
電動シェーバーでも、手動のカミソリでも、使いやすいほうで剃毛しましょう。
また毛の流れに沿って剃ることで、皮膚を傷つけにくくなります。
除毛クリームは、毛根のムダ毛まで除毛してしまい、ケノンの脱毛光が毛根に反応しなくなってしまうので、使ってはいけません。
やけどの原因2.照射前後にアインシング(冷却)をしなかった
脱毛器ケノンの利用において、アインシング(冷却)は非常に重要なステップと言えます。
この工程を怠ると、皮膚へのダメージや痛み、やけどのリスクが高まる可能性があります。
アインシングの目的
照射前後の冷却は、皮膚の温度を適切に保ち、熱によるダメージを最小限に抑えるためのものです。
特に、照射直後の皮膚は熱を持っているため、冷却が必要です。
冷却の正しい方法
照射前:冷たいタオルやアイスパックで照射エリアを冷やす。
照射後:同様に、冷たいものを使用して皮膚の温度を下げる。
注意点と対策
アイスパックを直接皮膚に当てる場合は、タオルでくるんでから使用しましょう。
冷却が不十分な場合は、照射レベルを一時的に下げることを検討すると良いです。
照射前後のアインシングは、痛みを和らげ、肌トラブルを予防するだけでなく、脱毛の効果を高めることにもつながります。
照射が高温であればあるほど、このステップが重要になってきます。
冷却工程を念入りに行うことで、ケノンをより安全かつ効果的に使うことができます。
この一手間が皮膚へのダメージを大幅に減らし、安心して脱毛作業に取り組めます。
やけどの原因3.照射レベルが高すぎる
ケノンの効果を最大限に引き出すためには、適切な照射レベルの設定が必須です。
高い照射レベルに設定しすぎると、皮膚にやけどやダメージを引き起こすリスクがあります。
高い照射レベルの危険性
高すぎるレベルで照射すると、照射エリアの皮膚が過度な熱にさらされ、やけどや色素沈着を引き起こす可能性が高くなります。
また、特に敏感肌の方は、高レベルの照射で肌トラブルが起きやすいです。
どうやって適切なレベルを選ぶか
- ユーザーマニュアルやガイドラインをしっかり読む
- まずは低いレベルでテスト照射を行い、肌の反応を確認する
- 時間を置いてから、必要に応じてレベルを上げる
注意ポイント:照射レベルと肌の状態
肌が赤みやかゆみを示した場合は、照射レベルを下げることをおすすめします。
特に初めて使用する場合や、敏感肌の方は、より慎重なレベル設定が求められます。
長時間の使用や連続的な照射は避けましょう。
ケノンを安全に効果的に使用するためには、最初は低いレベルから始めて徐々に上げるという方法がベストです。
高いレベルが必ずしも良いとは限らないので、自分の肌と相談しながら最適な設定を見つけましょう。
やけどの原因4.照射後の保湿が不十分だった
ケノンでの脱毛が終わったら、終わりではありません。
脱毛処理後は乾燥しやすく、その状態で日焼けすると皮膚が非常にデリケートになります。
照射後のスキンケア、特に保湿を怠ると、やけどの原因になる可能性があります。
だからこそ、脱毛後はしっかりと保湿ケアをすることが大切。
保湿の必要性
照射後の肌は、通常よりも乾燥しやすく、敏感になっています。
この状態で保湿を怠ると、肌が乾燥し、かゆみや赤み、さらには炎症を引き起こす可能性が高まります。
保湿の正しい手順
- 照射後は、まず冷却で肌温を下げます。
- その後、無添加・無香料の化粧水でしっかりと肌を潤す。
- 最後に、保湿クリームを使って肌をコーティングする。
アルコール成分が含まれる製品は避け、肌に優しい製品を選びましょう。
敏感肌用の化粧水や保湿クリームがおすすめです。
保湿が不十分だと、肌の健康だけでなく、次回の脱毛効果にも悪影響を与えかねません。
特に乾燥する季節や、乾燥しやすい環境では、保湿は必須です。
この保湿ステップをしっかりと行うことで、ケノンでの脱毛をより安全かつ効果的に行えるでしょう。
やけどの原因5.乾燥と日焼け
ケノンでのホーム脱毛は便利かつ効果的ですが、乾燥や日焼けが肌に与える影響は決して軽視できません。
これらの問題が重なると、やけどや肌トラブルのリスクが高まります。
乾燥肌と日焼けが原因
乾燥肌は、皮膚のバリア機能が低下している状態です。
このような肌は照射によるダメージを受けやすく、肌トラブルが起こりやすいです。
乾燥が気になる場合は、照射前後の保湿をしっかりと行いましょう。
日焼けによって肌が赤くなっている場合、照射すると炎症を引き起こしやすくなります。
日焼けした場合は、照射を控えるか低いレベルでの照射をお勧めします。
総合的なスキンケアの重要性
- 乾燥と日焼けを防ぐための日々のスキンケアが必要です。
- 高SPF値の日焼け止めを使用し、外出前にしっかりと塗りましょう。
- 照射後の保湿も忘れずに。
乾燥や日焼けがある状態での脱毛は、照射後に不快な症状を引き起こす可能性があります。
照射前に肌の状態をよく確認し、必要なケアを行うことで、ケノンをより安全に、効果的に使用できます。
このような基本的なスキンケアが不足していると、ケノンでのやけどの原因になります。
ケノン やけど治る|やけどした時の対処法(治し方)
家庭用脱毛器ケノンの利用者は増えていますが、うまく使いこなせていますか?
もしも、やけどしてしまったら直ちにケアしてください。
ケノンのやけどは、そのほとんどが軽症なので治すことができます。
焦らず、まずはこの対処法に従ってみましょう。
ステップ1:まずは冷やしましょう
ケノンで起こるやけどは軽度なケースがほとんどです。
ケノンでやけどしてしまったら、何よりもまず痛みを和らげ、ダメージを最小限に抑えることが大切です。
- 方法: 水道水で最低でも10分間くらい冷やす
- 注意: 患部に直接水をかけないで、周りから冷やしてください。
この冷やし方が効果的で、痛みが薄れるまで冷やし続けることがおすすめです。
火傷の状態がひどい場合は、水ぶくれを潰したり、かさぶたをはいだり、火傷をそのまま放置しないで、すぐに病院(皮膚科、美容皮膚科)に行って診てもらいましょう。
処置が早ければ早いほど、後のダメージの範囲を抑え、回復スピードを速めるのに役立ちます。
どれくらい冷やせばいいか?
というと、基本は痛みがなくなるまで。
家庭用脱毛器のやけどなら、2~3分というところ。
ステップ2:保湿は必須
- 一度冷やした後は、皮膚が乾燥しないように気をつけましょう。
- 保湿クリームを複数回、小まめに塗ってください。
保湿が不足すると皮膚剥離や色素沈着の原因になることもあるので、特にこのステップは重要です。
やけどダメージは著しく肌を乾燥させるので、1回で済ませるというよりは、小まめに複数回に分けて保湿するのがおすすめです。
保湿が不足すると、皮膚剥離・色素沈着・シミ・肌荒れなどの原因になります。
ケノンのやけど痕は治る
症状 | やけど痕 | 治療の目安 |
---|---|---|
・軽いやけど・皮膚がヒリヒリして赤くなる | ・一時的 ・自然治癒で治る ・やけど跡が残らない |
1~2週間 |
・強い痛みがある ・赤く腫れて水ぶくれができる |
一時的に色素沈着の恐れあり | 1~2週間 |
・軽度の痛み ・赤く腫れて水ぶくれができる ・水ぶくれの下の皮膚が白い |
・やけど跡が残りやすい ・軽度のやけど跡が残る |
1~2ヵ月 |
・感覚が失われて痛みはない ・水ぶくれができない ・肌の表面が壊滅している |
・ケロイド状に跡が残る ・やけど跡がはっきり残る ・赤く盛り上がりみみず腫れのような跡が残る |
2ヵ月以上 |
参考:日本創傷外科学会
ケノンで起こるやけどは軽度なケースがほとんどです。
火傷(やけど)の種類によって対処法も違うので、以下の症状とやけど痕を照らし合わせて参考にしてください。
やけどの程度によっても、治療法は異なります。
- 1度熱傷: 基本的には自然治癒しますが、痛みがある場合は冷やしてください。
- 2度熱傷(浅達性): 痛みが強い場合や水ぶくれができた場合は皮膚科を受診してください。
- 3度熱傷(深達性): 緊急性が高いので、速やかに病院へ。
家庭用脱毛器で火傷(やけど)をした場合、火傷の深さや範囲によって対処法が違うので自己判断で対処せずに、しっかりと流水で冷やしたのちに病院で診てもらいましょう。
ケノンは基本的には安全な家庭用脱毛器ですが、万が一の場合に備えて、正しい対処法を知っておくことは大切です。
ケノンでのやけどはほとんどが軽度ですが、適切な手当てと対処を行い、必要であれば医療機関での診察を受けましょう。
最後に、何より予防が最も重要ですので、使い方の指示にはしっかりと従ってくださいね。
ケノン やけど治る|予防法を学んで安全に脱毛しよう
ケノンは、安全な使い方ができれば非常に便利な家庭用脱毛脱毛です。
不注意で、やけどや肌トラブルにならないよう、予防法を知っておきましょう。
やけどを防ぐためには、前もってしっかりと準備をしておくことが大切です。
特に初めてケノンを使用する方は、照射前の準備を行うよう心掛けましょう。
照射前のムダ毛処理が適切でないと、最悪の場合、皮膚に深刻なダメージを与える可能性があります。
やけどを防ぐための有効な方法として、
- あらかじめ剃毛しておく
- アインシングする
- 適切なレベルで照射
- 皮膚の状態は良好か(赤み、かゆみなどがないか)
- しっかり保湿
- 日焼けしない
安全で効果的な脱毛ライフを送るために、これらのポイントをしっかり守ってください。
ムダ毛の剃毛は前日までに
照射前日までにムダ毛を処理しておくことで、照射の効果を高め、火傷のリスクを下げます。
これにより、これらの部位に照射されることを防ぎます。
家庭用脱毛器は、サロンで使用されている脱毛機と同じフラッシュ脱毛器なので、黒い部分に反応して照射を行います。
毛根部分に光を当てて脱毛効果を得るので、長くても2mm程度まで処理しておく必要があります。
これは脱毛サロンで施術を受ける場合も同様で、ムダ毛が長いままだと火傷の恐れがあるからです。
(※脱毛サロンで施術を行う場合、ムダ毛処理をしていないと施術してもらえない場合があります)
除毛クリームは、毛根のムダ毛まで除毛してしまうので、シェーバーを使って剃毛しましょう。
ほくろやシミ、あざなどはシールで隠す
家庭用脱毛器で使用されている脱毛器は『フラッシュ脱毛』と呼ばれていますが、脱毛サロンでは、『IPL脱毛』『光脱毛』と表現しています。
ほくろやシミ、傷は保護シールで隠しましょう。
『フラッシュ脱毛』は、光によって毛根部分の黒色のメラニンに働きかけ、毛の再生を弱らせて脱毛をおこないます。
家庭用脱毛器は、脱毛サロン同様の光を当てて脱毛処理を行うので、やけどを防ぐために必ずシール(紙テープ、ばんそこう)を貼って直接光が当たらないように保護しましょう。
脱毛サロンで施術を行う場合、シミやほくろ、傷などに光が当たると火傷(やけど)の恐れがあるので、保護シールを貼って光が当たらないようにします。
照射前後のアイシングは必須
照射前のアイシング: 痛みを和らげるために、照射する部位を冷やしておくのが一般的です。
照射後のアイシング: 肌の腫れや炎症、やけどを防ぐためにも、照射後には必ず冷却を行いましょう。
アイシングは冷蔵庫で冷やした保冷剤を使って、肌に直接当てる形で実施します。
凍傷を防ぐために、保冷剤はタオルなどでくるんで使用しましょう。
適切な照射レベルの調整
最初は低いレベルから始めることが重要です。
照射レベルが脱毛サロンと変わらない家庭用脱毛器の場合も同様に、使用する際には必ず手の甲や腕で照射テストを行い、肌の状態を確認しましょう。
最初はレベル1から始めて、問題がなければレベルを上げて使用しましょう。
最初はLV1からスタートし、肌の反応を確認しながら徐々にレベルを上げていくのが良いでしょう。
特に、ケノンでは「アイシング込みのLV8〜LV9まで」が多くの人にとって安全だとされています。
脱毛後の保湿ケア
保湿の重要性: 脱毛後の肌は乾燥しやすく、保湿を怠ると肌トラブルを引き起こす可能性があります。
保湿方法: お風呂上がりに無香料の保湿クリームをしっかりと塗るなど、毎日のケアが大切です。
保湿は肌の健康を保つためにも非常に重要です。
- 肌トラブルを防ぐ。
- 肌ダメージの早期回復をサポートする。
保湿は、やけど予防だけじゃなく、肌荒れやシミ予防としても超重要なケア。
日焼けしないよう、外出時のUVケアを
日焼け止めは脱毛中も欠かせません。
紫外線による肌ダメージは、脱毛後の敏感な肌にとって大敵です。
外出する際はしっかりと日焼け止めを塗りましょう。
乾燥とセットで考えなきゃいけないのがUV対策。
乾燥すると紫外線への抵抗が弱まるので、外出時の日焼け止めは欠かせません。
脱毛処理中は小まめなUV対策をお忘れなく。
以上のように、いくつかの簡単なステップを踏むだけで、ケノンを安全に使うことができます。
手間を惜しまず、しっかりとしたケアを心掛けて、美しい肌を手に入れましょう!