ケノンで脱毛するのはお風呂前、後どっちがいいの
せっかく買った家庭用脱毛器なのに、一日のうちどのタイミングで使えばいいのかわからなくてそのまま……なんてことはありませんか?
お仕事や学校の授業がある日中はもちろん、忙しい朝に使うのもなかなかキビしいですよね。
ゆっくりできる夜ならOKかなと思って調べたら、脱毛サロンのサイトには「脱毛後の入浴は控えて」との注意書きがあり……。
じゃあどうしろと!?とお困りのあなたのために、今回のコラムでは、1日の中で家庭用脱毛器はいつ使うべきなのか?を解説します。
注意しておきたい日常生活の中でのお肌のお手入れについてもまとめました。
あなたはケノンに関して、こんな悩みを持っていませんか?
- お風呂に入る前後に使える?
- 痛みやかゆみはない?
- 脱毛時に気をつけることは?
ケノンは自分の好きなタイミングで脱毛できるので、お風呂に入る前後に使いたい人も多いのではないでしょうか。
いつでも脱毛できる家庭用脱毛器ですが、使うときは肌トラブルのことも考えなくてはいけません。
今回は、お風呂に入る前や後にケノンを使ってもいいのか、もし使うときに注意して欲しいポイントについてご紹介します。
どうしてもお風呂に入る前や後にしかケノンを使う時間がない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
ケノン脱毛器 風呂上がりの脱毛効果を実際に検証
お風呂から上がって10~15分くらいの間に腕の一部にいつものようにケノンで照射をしてみました。
すると、
- 照射した部分だけ赤く腫れた
- 火照りが取れない
- いつもより痛い(同レベルでも)
- ピリッとした痛みを感じる
- いつもより乾燥する
という結果になりました。
普段やっているのと同じように照射を行いましたが、冷やしても冷やしても照射した部分だけ熱を持ったままで、痛みも強かったように思います。
この照射後は、かさぶたになるほどではありませんでしたが、乾燥がひどくて白い線がが走って肌にヒビが入ったような見た目になりました。
ケノン脱毛器 風呂上がりに試してわかった注意点
火傷や肌トラブルの原因になる
お風呂上がりにケノンで照射をすると、肌や毛穴はダメージを受けてしまい、それが原因で肌荒れ、湿疹、火照り、火傷などの肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
脱毛前後は時間をあけることが大切
ケノンの照射前後はなるべく肌を温めず(むしろ冷やす)が肌が乾燥しないよう保湿しておくことが大切なので、シャワーやお風呂はしばらく時間をおいてからするようにしましょう。
もちろんお風呂の前に脱毛してしまうのも同様で、時間をあけるべきです。照射後に体温が上昇すると毛穴から雑菌が入りやすくなるため、脱毛後はなるべく入浴も避けるべきです。
どうしてもお風呂に入りたいときに気を付けること
やっぱりケノンを入浴する前に使いたいですね。その時に気をつけたほうが良いことってありますか?
そうね。ケノンをお風呂に入る前後に使うときは、今から教えるポイントを大切にして肌を大切にしてね。
2-1.肌の冷却や保湿ケアをしっかりする
お風呂に入る前と入った後にケノンを使うときは、必ず肌を冷やしたり保湿クリームや保湿化粧水を使ってケアしましょう。
脱毛後の肌は皮膚温度が上昇しているため、そのまま放置すると乾燥肌を引き起こしてしまいます。
とくに、お風呂に入った後にケノンを使うときは、体温が高い状態からスタートとなります。
通常より長い時間(10秒以上)冷やしてから、ケノンを使うのがおすすめです。
2-2.湯船には入らずシャワーのみで入浴する
ケノンを使った後やお風呂に入った後の肌は体温が高くなるため、できるだけ入浴は簡単に済ませましょう。
長時間お風呂に入っていると、皮膚温度が高くなるので気をつけてください。
2-3.お湯の温度はぬるめにする
シャワーを使うときの温度は、少しぬるいと感じる36℃~37℃あたりがおすすめです。
お湯が熱すぎると、肌ダメージを強めてしまう可能性があるので気をつけてください。
2-4.ケノンを使うならお風呂に入る前がおすすめ
どうしてもケノンを使う前後にお風呂に入りたいなら、入浴前に脱毛するのがおすすめです。
お風呂に入る前は皮膚温度がそれほど高くないため、肌を冷やす時間も短縮できます。
また、体温が下がった状態でケノンを使うと、痛みやかゆみなどをほとんど感じません。
ケノンを使った後は肌を冷やし、保湿してからお風呂に入ると、肌トラブルなく過ごせますよ。
脱毛をした後の肌はとってもデリケート。
家庭用脱毛器を当て終わったときや、脱毛した日のお風呂で気遣ってあげれば、肌トラブルをおこすことなくうるおいを維持できますよ。
お風呂は適切な温度と時間で
温度の高いお湯に浸かったり、長風呂をしたりすると肌への負担が増してしまいます。
一般的にお風呂のお湯の温度は高くても38度~40度と言われています。
これよりもなるべくぬるめのお湯を張り、長風呂のもととなるスマートフォンの持ち込みなどは避けましょう。
摩擦はNG!ボディソープはよく泡立てて
先ほどもお伝えした通り、体を専用タオルなどでゴシゴシと洗うことは摩擦のもと。
肌トラブルにつながらないよう、しっかり泡立てたボディソープで撫でるように優しく体を洗いましょう。
保湿をしっかり行って
脱毛にともなう肌トラブルの大きな原因は乾燥ですから、うるおいがとにかく大事。
低下したバリア機能を高めるためにも、脱毛後の肌は保湿力が高い化粧水やクリームでケアしましょう。
炎症があればクーリングを
肌に赤みやかゆみなどの炎症が生じてしまった場合、クーリングが効果的です。
タオルを冷たい水で濡らすか、保冷剤を厚手のタオルに包んで患部に当て10分ほど冷却します。
保冷剤を直接患部に当てると、冷却のしすぎでかえって肌の負担となるためNG。
冷やす際は、お肌への刺激を最小限に抑える工夫をしましょう。
ケノン脱毛器 風呂上がりか、お風呂前に照射するべきか?
お風呂上がりは体温が上がる
お風呂上がりにケノンを避けるべき理由は、お風呂上がりの照射は肌や毛穴への負担が大きいからです。
通常時ですら照射時は十分な冷却が必要になるのに、お風呂上がりではきちんと冷やしても、体温が高いためどうしてもダメージをたくさん受けてしまいます。
お風呂に入ると肌が赤くなる
また入浴や熱いお湯でシャワーを浴びた後の場合、肌が赤くなることがあると思います。
肌が赤い状態で照射すると、通常の時の肌の色よりも色が濃いと判断されてしまうため、より痛みを感じやすくなります。
脱毛後のお風呂は肌トラブルのもと
お風呂の前後を避けたい理由は、ズバリ「お風呂が肌トラブルにつながりやすい」から。
サロンの美容脱毛やクリニックの医療脱毛といった場合、以下のような指示をされることが多いです。
- シャワーは施術当日からOK
- 湯船に浸かる入浴に関しては翌日以降
- 翌日の入浴は普段よりも低めの水温、短い時間で
家庭用脱毛器の出力はサロンのものよりも劣りますが、肌の状態が少なからず敏感になることは変わりありません。
ですので、入浴で肌に負担をかけてしまうと、脱毛後によくある肌トラブルを引き起こす原因になり得ます。
赤みやかゆみなどの炎症
脱毛直後の肌は皮膚内に熱がこもり、軽いやけどを負っています。
熱めのお湯に浸かってしっかり入浴をしてしまうと、皮膚内の熱がうまく放出できずに肌トラブルを起こす恐れがあります。
また、施術した部分をゴシゴシ洗ってしまうことで摩擦が起こり、肌に負担がかかります。
毛嚢炎(もうのうえん)
毛嚢炎は、毛穴の奥で毛根を包んでいる部分「毛包」に細菌が入り込み、感染することで起こります。
浴槽内にも雑菌は少なからず存在しています。適切な掃除をしていなかったり、家族など多数の人が入ったりするお風呂であれば、なおさら雑菌が多いものです。
毛穴が傷ついて肌のバリア機能も低下している脱毛後は、雑菌を毛穴内に侵入させやすくなっているのです。
お風呂上がり、すぐに脱毛器を使うのも避けて
お風呂でムダ毛処理をする延長線上のような感覚で、お風呂上がりに脱毛したい人も多いのでは。
しかし、お風呂上がりの肌はほてって熱を持っていますよね。
お風呂直前の脱毛と同様、照射のダメージを受けやすく、炎症や火傷などの肌トラブルを引き起こす可能性が高まっています。
脱毛器には冷却機能が付いているものもありますが、お風呂で全身しっかり温まった肌をクールダウンさせることはできません。
お風呂上がりに脱毛をしたい場合は、一定の時間を置いてほてりが取れてから行うようにしましょう。
家庭用脱毛器っていつ使えばいいの?どうすればいいの?
脱毛器を買ったばかりのビギナーユーザーさんに限らず気になるところですよね。
今回のコラムが参考になれば幸いです。
使用のタイミングは脱毛効果を促進するというより、脱毛にともなう肌トラブルを避ける意味で気にしてほしいところ。
光脱毛(フラッシュ脱毛)方法の特徴上、どうしても肌に刺激はかかってしまいますから、それを炎症や毛嚢炎などにつなげないためには不可欠な配慮です。
家庭用脱毛器を正しく使って、肌トラブルなしの快適な脱毛をしましょう!